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質問

リードシートとは?読み方を解説

1段の五線にメロディー、その上にコード。1曲を書き表す、もっとも短くて過不足のない方法であり、現場のミュージシャンの多くが読んでいる譜面です。

1曲を1ページに

リードシート(メロ譜とも呼ばれます)は、1曲をもっとも短く、しかも過不足のない形で書き表した譜面です。1段の五線にメロディー、その上にコードシンボル、そして歌詞があれば音符の下に歌詞。それ以外のもの、つまり伴奏、ベースライン、ドラムのグルーヴは、演奏者に任されます。

だからこそ、ジャズミュージシャンがフェイクブックで読むのも、セッションミュージシャンが本番の現場で手渡されるのも、ソングライターが共作者に送るのも、リードシートなのです。シンガーやソリストはメロディーを、バンドはコードを読み、残りはそれぞれが埋めていきます。

Ivoryのリードシート:1段の五線に書かれたメロディーと、その上のコードシンボル
Ivoryがテスト用の合成曲から作ったリードシート:メロディーと、その上のコード。

リードシートに書かれているもの

ページの上から順に見ていきましょう。

  • タイトル、作曲者、そして多くの場合、テンポやスタイル(Swing、Ballad、Bossa nova)。
  • 音部記号、調号、拍子記号。ほかの楽譜と同じです。
  • メロディー。ト音記号の1段の五線に、リズムまで書かれています。
  • 五線の上のコードシンボル。それぞれのコードが始まる拍の上に置かれます。
  • メロディーの下の歌詞。歌詞のある曲なら、1つの音符に1音節ずつ。
  • 曲の構成:リピート記号、1番かっこと2番かっこ、そしてD.C. al Codaのように、次にどこへ進むかを示す記号。

よく出てくるコードシンボル

コードシンボルは、コードのルート(根音)と種類を表します。Cをルートにした、よく使われるものを紹介します。

シンボルコード名構成音
CCメジャーC、E、G
CmCマイナーC、E♭、G
C7Cセブンス(ドミナントセブンス)C、E、G、B♭
Cmaj7CメジャーセブンスC、E、G、B
Cm7CマイナーセブンスC、E♭、G、B♭
CdimまたはC°CディミニッシュC、E♭、G♭
Cm7♭5またはCøCマイナーセブンス・フラットファイブ(ハーフディミニッシュ)C、E♭、G♭、B♭
Csus4CサスフォーC、F、G
Cadd9CアドナインスC、E、G、D
C/EベースがEのCメジャー(分数コード)ベースにE、その上にC、E、G

コードシンボルは、次のシンボルが出てくるまで有効です。N.C.は「ノーコード」(コードなし)の意味で、バンドは演奏を止め、メロディーだけが続きます。

リードシートの読み方

メロディーは、ほかの単旋律の楽譜と同じように読みます。そのうえで、上のコードにも目を配ってください。それぞれのコードが、その拍から次のシンボルまでのハーモニーを示しています。弾き始める前に曲の構成を確かめておけば、リピートやかっこで慌てずに済みます。

知らないコードが出てきたら、まずルート(アルファベットの部分)を、次に種類(マイナーを表すm、7、maj7、dim)を確かめます。上の10個のシンボルがわかれば、ポピュラー曲のリードシートの大半は読めます。

ピアノでリードシートを弾くには

リードシートは、それぞれの手で何を弾くかをピアニストに指示しません。それがリードシートの強みで、同じ譜面がどのレベルでも使えます。

  • まずは:右手でメロディーを、左手で各コードのルートを、コードが変わる拍で弾きます。
  • 次に:メロディーの下で、左手でコード全体を、伸ばしたり拍ごとに刻んだりして弾きます。
  • 歌の伴奏には:メロディーはシンガーに任せ、スタイルに合ったリズムで両手でコードを弾き、左手でベース音も弾きます。

Ivoryの「コンプリート」表示は、この最後のステップに役立ちます。コードの下に第2旋律とベースラインを表示するので、その曲自体の伴奏がどう動いているかを聴けます。

リードシート、ピアノ譜、それともコード譜?

ピアノ譜には両手のすべての音が書かれていて、印刷されたとおりに弾きます。リードシートはメロディーとハーモニーを示し、アレンジはあなたに任せます。コード譜はさらにメロディーも省き、コードと曲の構成だけを残します。曲をすでに知っているバンドなら、それで十分です。

どれが必要かは音楽によります。ピアノ曲にはピアノ譜が必要で、歌の曲はたいていリードシートがいちばんです。Ivoryはどちらも書けます。ピアノだけの演奏にはピアノ採譜を、歌やバンドの曲にはリードシート作成をお使いください。

録音からリードシートを作る

Ivoryのリードシートモード(ベータ版)は、曲の録音からリードシートを書き起こします。メロディーとコードを、その曲自体の拍の上に、キーと拍子を添えて。歌詞は書きません。「クラシック」表示ではページ形式で読めます。「コンプリート」表示では、録音と一緒にスクロールするタイムラインがコードの下に現れ、第2旋律とベースラインも加わります。

半音単位で移調したり、再生したり、PDF、MusicXML、MIDIで書き出したりできます。採譜するのは、使ってよい曲にしてください。自分の曲か、パブリックドメインの音楽です。

Ivoryの「コンプリート」表示:コード、メロディー、第2旋律、ベースラインが1本のタイムラインに並んだ画面
「コンプリート」表示:すべてのパートを、コードの下の1本のタイムラインに。

よくある質問

歌詞のある曲なら、ふつうは入ります。メロディーの各音符の下に1音節ずつです。Ivoryのリードシートには歌詞は入りません。書くのはメロディーとコードです。

フェイクブックは、1曲につき1ページか2ページのリードシートを集めた曲集で、ミュージシャンが1冊で多くの曲を演奏するために使います。

はい。まずは右手でメロディー、左手でコードのルートを弾き、覚えるにつれてコード全体を加えていきましょう。

メロディーは、ふつう歌われるか、高音域の楽器で演奏されるからです。ベースとコードは演奏者に任されるので、ヘ音記号の譜表は必要ありません。

メロディーとすべてのコードシンボルを、同じ音程だけ動かします。Ivoryでは半音単位で移調でき、五線、コードシンボル、再生音が連動します。

はい、Ivoryのリードシートモード(ベータ版)で作れます。ファイルやリンクから、曲のメロディーとコードを書き起こします。クレジットを使わなければ、どの採譜も無料プレビューになります。落ちてくる音符で最初の30秒を、楽譜で最初の8小節を見られます。

録音からリードシートを作りましょう

使ってよい曲をアップロードするかリンクを貼り付けて、そのリードシートの最初の8小節を無料で読んでみてください。

リードシートを作成する
ML

執筆者

Marius Lumbroso

Ivory 共同創業者

MariusはIvoryの共同創業者で、ピアノ録音をMIDIと楽譜に変換する機械学習モデルを担当しています。自動採譜の背後にある技術について執筆しています。